日ペンの美子ちゃんにみる、シリーズモノの定石について
ご無沙汰しています。だくてんです。
随分とブログから遠ざかっておりましたが、私ダークソウル2をプレイしたり、いつも尊敬するエロ動画サイトで己の身体に秘められた熱い情熱みたいなモノをぶつけたりと、いつも通りの毎日を過ごしております。
これからも、どうぞよろしくおねががががが。
「日ペンの美子ちゃん」という漫画をご存じだろうか。
おそらくはアラフォー世代、もっと言えばこのだくてんと同じ世代の人にはお馴染みの、漫画週刊誌とかに載ってた、字が上手くなる通信教育の広告漫画。
恋愛、勉強、人生における様々な問題を、ただ「字が上手くなった」事だけで華麗に乗り切るその豪快さは、某進〇ゼミや創〇学会の布教漫画と通じる、「これさえありゃ何とかなる」的な剛速球ストレート。空振り三振で涙をのんだ高校球児たちが甲子園の砂を集める姿がオーバーラップする気もする。
なぜかその美子ちゃんをふと思い出し、そういやまだあんのかよ?とか思って調べたら、なんと5代目になっていた。三代目 J Soul Brothersかよ。
すげーガラ悪そう。(失礼)
(クリックしてもなにもでないよ)
初代が登場したのが1972年というから相当に歴史があるのだが、こうして眺めると、
1代目:(当時の)正統派
2代目:(当時の)ヤヌスの鏡的おとなっぽさ
3代目:(当時の)漫画チック
4代目:(当時の)ギャグ漫画
5代目:誰だよお前?
と、一応各キャラ個性を打ち出しているのが分かるのだが、一つのテーマ・タイトルを同じキャラクターで、しかし描き手を変えて継続するというのは映画とかにもよくあるよな。
すぐにパッと思いつくのは007シリーズ。
ジェームズ・ボンドが主演男優を変えながら現在まで世界中に愛されてる。
歴代ジェームズ・ボンドを振り返ってみると、驚くほど美子ちゃんとキャラが被る。
1代目:ショーン・コネリー 正統派
2代目:ジョージ・レーゼンビー おとなっぽさ
3代目:ロジャー・ムーア 漫画チック、アクションはギャグっぽい
4代目:ティモシー・ダルトン 記憶にない。たぶん観てない。
5代目:ピアース・ブロスナン 誰だよお前?
無理があるかもしれないが、俺には美子ちゃんと被ってる気しかしない。
ちなみに6代目のダニエル・クレイグには、『・・・抱いて』としか言えない。
007/スカイフォール 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2013/04/03
- メディア: Blu-ray
- クリック: 15回
- この商品を含むブログ (54件) を見る
『・・・抱いて』
では、主人公を演じる俳優が変わらず、監督が変更になった場合はどうか。
『エイリアン』でみてみよう。
1作目:リドリー・スコット 正統派SFホラー
2作目:ジェームズ・キャメロン バトル系SF戦争モノ
3作目:デビット・フィンチャー 記憶するほどの内容じゃない
4作目:ジャン=ピエール・ジュネ 漫画チック、ところどころギャグっぽい
個人的には4作目に、出来損ないのリプリーがちゃんとした?リプリーに「殺して・・・」と懇願するシーンとか、産まれた赤ちゃんエイリアンがリプリーになつくシーンとか、もうどんなギャグだよと。
なんとなく、被っているような被っていないような。
3作目にちょっと無理があるのは気づかなかった事にして。
気になるので別の映画でも調べてみよう。
『ミッション:インポッシブル』は、どうだろう?
1作目:ブライアン・デ・パルマ 正統派スパイ映画
2作目:ジョン・ウー バトル系 ちょっと大人のセクシーさもある
3作目:J・J・エイブラムス つか、観てねぇから記憶どころじゃない
4作目:ブラッド・バード 漫画チック、アクションはギャグっぽい
こちらも3作目を観てないので、無理があるっちゃある。
ただ、4作目は意図的に観客の笑いを誘うシーンを多発してる。アメリカ人が笑いそうな笑いを。
で、やっぱり被っているような被っていないような気がする。
ちなみに、『ミッション:インポッシブル』は5作目の制作が決定している。
プロデューサーは3作目を監督したj・j・エイブラムスだとか。
もし、美子ちゃんの法則が発動した場合は『なんだよコレ?』になると予想するのだが、どうだろう?
すくないサンプルではあるが、どうも同じキャラクターを継続して使用する場合、
演者が変わっても、作者(監督)が変わっても、似たような経路をたどってしまうものらしい。
するってーと、三代目 J Soul Brothersが四代目になると、コミック・ダンス集団になるのか?つか、三代目が「記憶に残らないグループ」になってしまう・・・。(失礼)
世界的にこの流れが定石なのか、それとも美子ちゃんが世界の流れを作ったのか。
そんなことを考えながら、久しぶりのブログを書きましたよ、と。