ギャンブラー(とある男女の共同戦線)
鈴木えみが。
『わたしの女子力は53万です』
と、微笑みなが行く手を遮ったら、世の男性たちに打つ手はあるだろうか。
俺ならきっと。
『どんなに恐ろしい武器を持っても・・・たくさんのかわいそうなロボットを操っても・・・土から離れては生きられないのよ!!』
と涙ぐみながら、滅びの呪文を唱えるだろうな。
『マシェリ!』
ちょっと古いCMネタでごめんね。
何が言いたいかと申しますと。
スカウターが壊れちまうくらいの女子力を持ってしまうと、挑む相手はおらなんだ。
思ったんよ。
俺がモテないのは、女子力が足りねぇからだって。
けどさ。
そもそもホモに女子力なんざ必要とされてない訳で。
むしろ、『親方ーーーーーーっ!(LOVE♥)』な訳で。
38年も生きてきて、親方にモテる為の努力の方向性を、
そもそも始めの第一歩で踏み誤ってるとか、どうかしてるわ。
だからあれ程、最初が肝心だって・・・。
『あたし、山育ちで眼はいいの(テヘッ』
とか言いながら、ポロシャツの上から2つの突起物の一を推察してる場合じゃねぇっつーの。
乳首当てゲーム、って言うらしいわよ?
一度、やってみたいんだよね、酔った勢いで。
でもさ。
リアル女子も、こうした過ちに陥ってるんじゃねーの?って、ふと思った訳よ。
ノンケ男子が、スカウター振り切る勢いの女子力の申し子(フリーザ)に挑むか?
分かりやすく言うと。
ムチとローソクとアイマスクを準備して、ベッドの上でワクテカしてる杉本彩に挑むか?
今、俺すげーわかりやすく説明した。
俺、すげー。
まぁ、それは置いといて。
ロブスターゆでるみたいな、豪快なAVに喜ぶ外人じゃあるまいし。
日本男児は、もっと繊細な訳よ。
見えるか見えないか、程度で充分ワクテカできる人達なのよ。
その人たち相手に、53万とか、ありえないでしょ。
合コンで、男がガッカリする女子の服装・・・とかネット記事をよく見かけるけどさ。
実際、んな細けぇトコ見てないと思うよ?
ツヤツヤの髪?
顔しか見てねぇと思うよ?
今晩お持ち帰りできるかな?としか、考えてねぇと思うよ?
試しに『女子力』でググってみても、目にする記事は、
『お部屋を綺麗にしましょう』
とか、どこの3チャンネルだよ。
どうやら、女子力を求めるリアル女子も、迷走状態のご様子。
おそらくは。
俺と貴女、マーケットっつーかターゲットが違うはす。
同じ漁場で争う漁師って訳じゃないだろうから、いっそ手を組まない?
細身のヤサ男はアンタに譲る。
だから、骨太で肉厚な親方風味のイカホモは、俺に譲って。
21世紀は、情報を制する者が勝つって、誰かが言ってた。
なんとか評論家が、そー言ってた。
八百長ポーカーみたいに。
手の内見せ合って、お互いロイヤルストレートフラッシュ(オーガズムの隠語として)勝ち取ろっ!