アタシとゾウに乗らない?(ゾウの背から見下ろす下界に平穏など無い)
昔、イギリス人の娘さんに、
「アタシとゾウに乗らない?」
と、誘われた事がある。
なんのこっちゃ分からないと思うが。
俺ね、一時期、ゾウにハマってた。
これも、なんのこっちゃ分からないと思うけど、半年に一度のペースでゾウに乗ってた。
幼いころから、ゾウだとかトリケラトプスとか、ガチムチした形状の生き物が好きで、
いい大人になった今でも、そんな体型の男に心をトキメかせてるんだけど、
当時(26歳だったっけか?)はゾウに夢中だった。
お誘いを受けたのは、ネパール。
チトワン国立公園。
そこは、「エレファント・ウォッシング」とかいう、ゾウと一緒に川に入って、
戯れて、
『あふん!おっきぃぃぃぃぃ!』的なイベントを行ってた。
主に、タイでゾウに乗ってのトレッキングは何度か経験してるけど、ゾウと一緒に川の中で、ずぶ濡れになりながら、まぐわえるだなんて!
午前7時出発とか、訳の分からないスケジュールにも関わらず、フル勃起。
いや、朝が早かったせいなんですけど。
まぁいい。いい声でヨガらせてやるぜ!
まずは、数人のグループに分かれて、各ゾウに分乗してのジャングルウォーク。
運が良ければこんなのがみれますよ、的な動物たちは、ほぼ見れず。
まぁよいメインは別だ。
個人旅行で飛び込み参加したため、周りは外人さんばかり。
ゾウに乗って川に入るエレファント・ウォッシングは2人がペアになるシステムで、
東洋人の個人旅行者の俺は、どうしたものかと思っていたんだけど、その時に
声を掛けてくれたのが、そのイギリス人の娘さんだった。
『エレファント・ウォッシングは私とペアになりませんか?』
見ると、タトゥーの二人を2で割って、ヘイ・ジュードをからめてオーブンでこんがり仕上げました、って感じの、割と可愛い娘さん。
可愛い女の子をどう表現したらいいか分からないからこんな表現になっちゃったけど、いわゆる典型的なイギリスのお嬢さんだった。
『もちろん(ニコッ)』
ホモだって、かわいい娘さんに誘われれば、それはそれで嬉しい。
で、いざゾウと一緒に川に入るぞ!って時に、
『さぁ!いくわよ!』と、一緒になったのが、大柄の金髪のおばさん。
誰だ、お前は。
当時、いや、今もだけど、
『いや、俺はあのタトゥーを2で割ってヘイ・ジュードを絡めてオーブンでこんがり仕上げたあの娘さんとペアを組む約束してて・・・』
と、説明できる英語力なんぞなく、
流されるままに、
「実はお前がゾウだろ?お前の背中に乗ればいいんだろ?」と、心の中でdisりながら、おばさんと一緒にゾウに乗り、
川に落ち(つーか、おばさんの剛腕によって彼女もろとも川に落とされ)、
ゾウのフンがプカプカ浮く川でゾウと戯れたな、そういえば。
あの時のイギリス娘さんは達者でいるだろうか。
貴女が誘った東洋人は、ホモです。
個人旅行をする人に、お勧めの携行品を紹介。
100円ライター。
外人さんは、喫煙者が多い。
ライターのオイルはすぐになくなるから、「ちょっと火を貸して?」って、よく声を掛けられるの。
その時、「あげるよ、ライターは他にもあるから」というと、いきなり親密になれるよ。