あの日みた、いつぞやの戯れ

私の名は、だくてん。漢字で書くと、濁点。 とりたてて特徴もない、極々普通のコッチ男子。 余りに特徴もないので、あえてのブログ。あえての与太話。  話が飛ぶのは、自由の証。 さぁ、捕まえてごらんなさい 。* ゚ + 。・゚・。・ヽ(*´∀`)ノ

積木崩し(手籠めにされた娘を支えるのは、この私しかいない)

※今日のブログは、Born To Be Wildを聴きながらお読みください。

 

 

 

 

「オンナはね、お化粧で天使にも悪魔にもなれるのよ」

とか、言ってみたい。

 

カクテルグラスの縁を指でなぞりながら、年下のオトコの子に物憂げな流し目を送りつつ、溜息交じりに。


んでもって、

「君、こーゆートコ、初めて?」とか、言いたい。

で、カリソメの一夜を過ごした後に、

洗面台のガラスに真っ赤な口紅で、「さよなら、利き男」とか書き残して去りたい。

自分が大事にしていた愛娘が、そんな魔性の女になったとき。

親としてどう向き合えばいいのだろうか。












一人暮らしをしていた時。

唯一の移動手段は、自転車だった。

夜、たまにはスーパー銭湯に行って目の保養でもしようと、

心躍らせながら、ややもすれば股間も膨らませながら自転車置き場に向かって。


あれ・・・、ない。

確か、放置自転車とママチャリの間に置いておいた、マイ自転車(ケッタ駆ける子)が、いない。

えーーーーーーーーーーーっ!

 

吠えたよね。

銭湯で、ステキな殿方の股間を眺める、俺の唯一の楽しみを返せ!って。

つか、自転車を返せ。






交番に盗難届を出しまして。

しばらくしたら警察から電話が入りまして。


「お母さん!娘さん(ケッタ駆ける子)見つかりましたよ!」


1週間かからず、娘の安否判明。お巡りさん、すげぇ。



大粒の雨が降り注ぐ夜に、お巡りさんがわざわざマンションまで届けてくれたんです。

所謂、感動のご対面ってやつ。

徳光さんが涙するやつ。

まぁ、そん時部屋着だった、っつーか。

肩紐細めなタンクトップで、油断すると片乳首も露わにしちゃうっつーか。

ずぶ濡れのお巡りさんにタオルを渡す時、心なしか乳首に注目を集めてみたんですがね、ご対面を前に。




で、気を取り直して、自転車を確認してくださいって言われて。

一緒に自転車置き場に行ったの。したら、



あれ?



ウチの子、ごくごく平凡なシルバーで、個性もないママチャリなんですけど。

こんな、激しめでしたっけ?

なんて言うかな、風紀? 風紀、乱れてるんですけど。

積木とか崩してそう。

「お前、どこ中?」とかが似合う、みたいな。

若干、シンナーの匂いすらしてて。

そんなモノにまで手を染めて・・・。

艶消しブラックのスプレーで全身を彩り(シンナーの匂いの原因)、なおかつハンドルがクワガタみたい。


なんつーかな、こんな(↓の左側)感じ。









$だくてんのブログ









なにこの疾走感。つか、威圧感。

数日、家出してる間に何があった?

なんなら、親である俺がメンチ切られてる。

ベルを触れば、チリン!って鳴った素直な娘が、すげぇガン飛ばしてる。

なんかダリぃんだけどー、みたいな口、たたかれてる。

「お宅の娘さんで間違いないですか?」とか、お巡りさんよ、まぁよく聞けと。

今、母娘のギクシャクしたご対面中。

すげぇ、修羅場だから。



言ったよね、思わず。

これがケッタ駆ける子なの?って。そんなハズは!って。

こんなふしだらな娘に育てたつもりはありません!

けど防犯登録によると、間違いなくウチの子だってさ。

ウチの子ったら、中学生に手籠めにされてた。だけど、罪に問えねぇ、っつってた。

バージン奪われてんのに。

親すら詫びに来ねぇ。

文字通り、キズモノにされたってのに。





お巡りさんはお巡りさんで、なんか勝手に「一仕事終えた!」みたいに満足げで。
で、宴もたけなわ。

お巡りさんが去り際に一言。

「この自転車乗ってると職質受けるかも知れませんが、どうぞよろしく」だってさ。





よろしく、じゃねぇぇぇぇぇぇぇ!