剃毛ラプソディ(今月号の特集は、お洒落上級者のお部屋拝見!)
深夜。
『好き・・・嫌い・・・好き・・・嫌い・・・』
と、毛抜きで陰毛を引き抜く陰毛占いをしてたら、涙があふれた。
痛いのは心じゃない・・・股間だ。
小学生の頃、熱血教師にゲンコツを食らい、「叩いた俺の方が痛いんだ!」とか言われてうっかり感動したけど、そもそもお前がぶたなきゃどちらも痛くなかった訳で・・・
おっと、いけねぇ。
俺の過去は聞かねぇでおくんな。
泣いちゃいねぇよ。
これか? 心の汗さっ!
インテリア雑誌を眺めるのが好きで。
よくお洒落上級者のお部屋紹介とかを眺めては、
「金と居住空間に余裕のある奴って結構いるのなー」と、ポテトチップス頬張りながらやっかみ過ごしてるんだけど。
狭いワンルームの紹介だと、それはそれでつまらないんだよな。
現実感ありすぎて。
でも、参考にはなるのはそっち。
ふむふむ、背の低い家具で揃えると広く見えるのか。
早速、狭いお部屋を広く見せるテクニック、的な意味合いで剃毛をしたよね。
広くなーれ、って。
大きく見えるようになーれ、って。
うっかり、2年以上続けてるんだけどさ。
うっかりにしては長く続いてるよね。
でもさ、
テクニックでは通用しきれない事だってあるんだ、って受け入れられるまでに、
結構月日を要したよ。
彼がお洒落なのは、居住空間に余裕があるから。
彼が大きいのは、もともとの素材に余裕があるから。
そこ、まるっと忘れてた。
狭いワンルームは、どうやっても狭いワンルームだったわー。
異様にデカい観葉植物とか、置く場所ねーし。
魅惑にデカい観賞イチモツとか、持ってねーし。
あれだ、上級者ってやつは、持たざる者には到底到達しえない領域なんだな。
お洒落上級者でなくたっていい。
どなたか、私のお宅訪問しませんか?
なんならシャモジ持っててもいい。
ズカズカ上り込んでください。
なんなら、喫茶店で取材を受けてたら背後から高校の同級生登場とかでもいい。
ウチくる?
イクイクぅぅぅぅぅっ!!