あの日みた、いつぞやの戯れ

私の名は、だくてん。漢字で書くと、濁点。 とりたてて特徴もない、極々普通のコッチ男子。 余りに特徴もないので、あえてのブログ。あえての与太話。  話が飛ぶのは、自由の証。 さぁ、捕まえてごらんなさい 。* ゚ + 。・゚・。・ヽ(*´∀`)ノ

邪教の儀式(立ち向かえ!だくてん!)

さっき、村の長老から聞いたんだけどさ。

 

今の日本には、とてつもなく邪悪な邪教が蔓延ってるんだって。

なんでも、この時期になると、

木に重しをつけたり、

食べ物に火のついた蝋燭を突き刺したり、

どこからともなく聞こえてくるシャンシャンという音を聞きながら、己の内から沸き起こる狂気を高めて、クライマックスは今月の24日の夜に儀式を行うんだって。

裸になった連中が、とっくみ合いの戦いをするんだそうだ。

血を流す人もいるみたい。

なにそれ怖い。

怖いから、その夜はお家でじっとしていようね、って話して帰ってきたんだけどね。

少しのことにも先達はあらまほしきことなり、って言うもんね。

長老は、吉田兼好だったのかもしれない。

兼好の言う事は聞いといて間違いない。あの人、健康そうだったし。

 

 

 

 

 

クリスマスソングってさ。

どちらかと言うと、非リアっぽい曲が多いじゃないですか。

「きっと君はこない、一人きりのクリスマスイブ」とか、

「今宵、涙こらえて奏でる愛のセレネイド」とか。

とにかく、誰も来ないし、涙こらえてる。

 

て事は、だ。

クリスマスを一人で涙こらえて過ごすのがマジョリティなんじゃね?って思って。

ついうっかり、お買い物にショッピングモールに出かけたんだけどさ。

やっぱり、店内の木には重しが釣り下がり、

蝋燭の形をした照明がところかしこに、つかどこもかしこも目に突き刺さり、

なおかつ、どこからともなくシャンシャン聞こえて、震えたよね。

長老の言ってた通りだ。

俺の近くには誰も来ないし、照明の光に目をやられて涙こらえたよね。

そりゃ、俺の近くには来ないよね。「目が・・・目があぁぁぁ・・・」って呟きながらフラフラと徘徊してる髭中年にはさ。

 

見渡すと、いや見渡さなくても、カップルばっか。

ここにもカップル、あそこにもカップル。カップル、カップル、ジャージ姿の俺、カップル。

すげぇ、違和感。

圧倒的、ここじゃない感。絵に描いたようなアウェー感を満喫したよね。

そもそもジャージ姿してんの、俺だけだし。

 

去年はどーしてたかなって思い返して。

やっぱり、「クリスマスに一人がマジョリティじゃね?」って思って買い物にでて、アウェー感じて涙こらえながらツイッターで復讐を誓ったんだって思い出した。

まさかの、2年連続出場。

紅白歌合戦だったら、名前の後ろに(2回目)とか書かれるレベル。

若干、こなれた感すらある。

歌の途中で衣装替えとか、できちゃうかも。

そういや、前回白組ででたAAAが今年は紅組で出演とか、なにその性別を軽々と飛び越えちゃう感じ。俺?俺なの?ってのは脱線だから聞かなかった事として。

 

 

邪教の最大の儀式まであと20日。

迫り来る脅威に立ち向かうには、ちょっと腹が大きくなりすぎたかも。

敵が鈍器を振り回してても、これじゃよけられないよ。

鈍器を振り上げたら、こう避ける!で、こう反撃する!

右手で受けて、左手で突く!

こう受けて、こう突く!

イメトレは完璧。

あれ?あなたの鈍器、俺の身体のとある部分にすんごくフィットする気がする。

ちょっと受けて、突かれてみてもいいかもね。

肉を切らせて骨を断つ!

立ち向かいますよ。この際、どーんと。

一回り大きくなった下腹部で、立ち向かうんだからっ!