あの日みた、いつぞやの戯れ

私の名は、だくてん。漢字で書くと、濁点。 とりたてて特徴もない、極々普通のコッチ男子。 余りに特徴もないので、あえてのブログ。あえての与太話。  話が飛ぶのは、自由の証。 さぁ、捕まえてごらんなさい 。* ゚ + 。・゚・。・ヽ(*´∀`)ノ

本当の、か弱き存在 (中年サラリーマンの尻を眺めて曰く)

ダメだ。

どうしても、無理だ。

これが俺の限界か。

 

どんなに努力しても、平子理沙がリアル女子に支持されている理由が分からない。

このまま努力を継続するか、諦めるのも勇気とするかを、考えあぐねていたら夜になった。

こんな事なら、新巻鮭を抱きかかえた褌姿のガチムチ髭男の画像でも探していた方が、よっぽど有意義だったのに。

タバコでも買いに行くか。

暗い夜道をコンビニまで歩いていた時に、ふと昔の記憶が蘇った。

 

 



大学生の頃。

帰宅が遅くなり、自宅の最寄駅から徒歩で帰宅していた時。

駅に降り立ったのは、俺と、若い女性の2人だけ。

足元もまともに見えない夜の小道で、俺の前を歩く女性。

身長も、歩幅も俺の方があるのは当然で、

親切心から、前を歩く女性を追い越してあげようとしたら、

 

小走りに逃げた。

 

ずっと遠くまで走ればいいのに、ほんの少しですぐに小走りを止めてしまうので、

すぐに追いついてしまう。

逃げる。

追いつく。

逃げる。

追いつく。

を、3度繰り返して、ようやく女は走り続けて去って行ったのだが、


『ちょっとお待ちっ! この小娘がっ!』

と、叫ばなかった事を、15年以上経った今でも後悔している。

 

翌日。

大学の女友達に、その事をグチったら、

女にとって、振り返った時に見えたのが幽霊であっても男であっても、怖いものは怖いらしい。

なるほど。

では、

『あの人は妖精かもしれないのよ?』

 

と、見ず知らずの通行人を指さすお前に感じた俺の恐怖は、誰に訴えかければいいのか。

片山さん、お元気ですか?

あなたの事です。



$だくてんのブログ





確かに。

毎年毎年、新種の変態が発見・通報されている昨今、リアル女子には不安が絶えないであろう。

か弱き存在は、守られなければならない。

それは、理解できる。

しかし、周りを見渡して欲しい。



例えば、通勤電車。

自らの足場も満足に確保できていないのに、痴漢に間違われたくないが為に両手でつり革を掴み、

身体をくの字に曲げて、知りを右に左にプリプリふっている、あの中年男性を。

やだ、ちょっと可愛い。

 

 

違う。

彼らは、混雑した駅のホームで電車を待つ列でも、

周りに気を使い、出来るだけ前に詰めて混雑緩和に努める紳士なのに、

後ろに着かれたリアル女子は、『チッ!親父が近づいてきやがった』とか、露骨に嫌な顔をしやがる。

会社内でどんなに威圧的、高圧的で、威張りちらしたあの脂ぎった上司でも、

通勤電車、混雑した駅構内では、か弱き存在だ。

常に、痴漢に間違われる恐怖におののき、

『やだ、あの人臭い』とか思われてるかもしれないと不安になり、

『やだ、くの字でお尻プリプリしてる、可愛い』と、俺に思われている事を知らないのだ。

中年企業戦士達が心配でならない。

それよりも、俺の事が心配でならない。



以上の事から、彼らはリアル女子よりもか弱き存在と認定。

守ってあげて欲しい。

労わってやって欲しい。

俺が労わろうとすると、いささか問題が生じるので。