「人肌が恋しい」(やんごとなき男の雅な言霊)
なにこれ。
やだなにこれすっごい、だくてん壊れちゃうっ!
・・・つか、寒ぃ。
今って、春じゃなかったっけ?
お前に、春の陽気なんてやらねーよ。とか、気象レベルでdisられてんの?俺。
この世の春を謳歌したい、と願い始めて幾月とせ。
発声練習も欠かしてないし、
いつでも「アーッ!」とか「イィーッ!」とか「ウッ!」とか、
高らかに、でも恥じらいも忘れず、歌う気マンマン。
♪ツクシの子が 恥ずかしげに 顔を出します~ 、つってね。
ツクシ、出しちゃうぜ?
なんなら、ちょっと気取って出しちゃうぜ? みたいな。
なのに全然、歌ってない。
マイクすら握ってない。
せめて・・・、せめてマイクのようなモノだけでもっ!
みたいな心の叫び、受け止めて頂けてない。
俺の春、まだ届いてない。
春だけど、あの言葉、呟いちゃうよ?
秋口から冬にかけて。
俺のガチホモTwitterアカウントは「人肌が恋しい」しか呟かない。
「人肌が恋しい」は、秋・冬の季語。
「最近、涼しく(寒く)なったよな」
↓
「人肌が恋しい」
↓
「俺を抱いてっ!」
ってなるから、間違いなく、季語。
今後、このフレーズを目にしたり、耳にしたりした際は、
『あの人、なんかウズいてるらしいよ』
と、後ろ指を指すのではなく、
『あら、雅ね。もしかして公家の出かしら?』
と、風流を装うのがよろしいかと思う。
そんな雅な乙女心が6文字に凝縮され、言霊となって発せられるのであるから、
「人肌が恋しい」という呟きを、重く受け止めて欲しいものよね。
少し、話は変わるけど。
あの時。
俺が、「あの時」っていう時、それが何を指すのかは、もう皆さんも薄々気づいていらっしゃるとは思うけど、
『これがいいのか!』
『こうされて喜んでるのか!この淫乱が!』
『ほぉら、こんな所からヨダレを垂らして!』
と、俺が声に出して言いたい日本語を雅に変換してみると、
『これがよう御座いますか?』
『あな嬉しや、よきかなよきかな』
『握るたまくき太く逞し、露に濡れそぼっておられます』
とでもなるかしら。
そう言って相手が興奮するかどうかは別問題だけれど、雅たろうとする俺の努力は認めて頂きたいよね。
そう、俺は努力を惜しまない男。
その努力が華となり、咲き乱れる春が来ることを切に願っています。
ねー!聞こえるー?
俺、人肌が恋しーーーーーーーーーーいっ!