あの日みた、いつぞやの戯れ

私の名は、だくてん。漢字で書くと、濁点。 とりたてて特徴もない、極々普通のコッチ男子。 余りに特徴もないので、あえてのブログ。あえての与太話。  話が飛ぶのは、自由の証。 さぁ、捕まえてごらんなさい 。* ゚ + 。・゚・。・ヽ(*´∀`)ノ

【世界名作童話】稼ぐや姫

世に伝わる童話も、昔と今では学ぶ教訓が変わる、なんて事はよくある事です。

 

 

 

****************************************************************

 

ある日。

お爺さんが山に竹を取りに行くと、大音量の音楽とミラーボールに照らされ、あきらかにノンケっぽくない竹がありました。「ちょっとうるさくね?」と、お爺さんが苛立ちまぎれに竹に斧をいれると、なんという事でしょう。竹の中から可愛らしいお姫様が現れたではありませんか。

 

子供がいなかったお爺さんは、喜びつつも周囲を用心深く見渡して、誰にも見られていない事を確認した後に、お姫様を自宅に連れ運びました。不審者情報になんて載ったら大変ですもの。世知辛い世になったものです。

 

連れ帰ったお姫様をみたお婆さんも大層喜び、大事に大事に育てた結果、イケメンで大胸筋が発達したガチムチ髭の立派なイカニモ野郎に成長しました。

 

良いことをした人には神様からのご褒美がある、とよく言われています。

お爺さんとお婆さんは、自宅の一室をマッサージ店に改装し、

 

90分15000円

120分20000円

各種オプションあり

 

とした所、イケメンでガチムチ髭のお姫様を目当てに遠方からもお客が殺到し、お爺さんとお婆さんは、経済的に大層潤いました。

毎日、マッサージ店の前には行列ができ、予約の電話が鳴りっぱなし。

山に竹を取りに行かず、家にいるだけでお金が次々と懐に入ってくる状況に、お爺さんとお婆さんは「ボロい商売だぜ」と、笑顔が絶える事がありませんでした。

 

お爺さんとお婆さんは、もっと可能プレイを増やしてみてはどうか?とオプション追加の提案をお姫様にし続けましたが、お姫様は難色を示しておられました。

これ以上のプレイは身体が持ちません。予約をもう少し制限してくださいと、なかなか首を縦に振りませんでした。

どうやら、売上の半分がお爺さんとお婆さんの懐に入る事に、疑念を持っておられたようです。

 

ある日、お姫様はお爺さんとお婆さんにこう告げました。

 

 

「独立します。」

 

 

お爺さんとお婆さんの嘆く様は、大層不憫だった、と伝えられております。

 

****************************************************************

 

 

くれぐれも、欲は出し過ぎませぬよう。

あと、随時ボーイの募集はしといた方がいいよ。